甲状腺乳頭癌の記録

甲状腺乳頭癌と診断されました。誰かの役に立てるようブログを始めました。

2017/6/12 連絡 , 2017/6/16 診察

2017/6/12

手術はこちらでしますのでよろしくお願いしますと連絡。次の診察の日程が決まる。そこで手術の日程も決まるそう。


産婦人科に行ってピルをもらう。20歳から月経困難症で服用している。

一応癌のことを伝えるとそうなの…と深刻そうに私を見てました。

診察室から出る時に先生から「頑張ってね。」と言わました。こんなに気持ちのこもった頑張ってねをもらうなんて癌という事実はすごいんだなあと思いました。

後で確認したら入院している間もピルは飲んでて大丈夫だそうですので飲み続けます。


2017/6/16

診察日。

心配した両親と仕事を休んだ夫と大人数で診察に。

改めて病状の説明と手術の日程が決まりました。

入院は7月の中旬。

手術の説明があり、腫瘍は2.5センチ×1.5センチ甲状腺の左葉にあるので真ん中から左葉とリンパ節を予防的に摘出するとのことでした。

右葉はエコーで見た感じ大丈夫そうなのでとのことでした。

手術前の検査日が決まりその日にCTを撮って肺に転移がないか見たり全身麻酔に耐えられるか等の検査をするそうです。

2017/6/9告知②

その後すぐ夫と合流し結果を話しました。予後が良好という点と手術すればだいたいは治るよという点を伝えたらそうか…と心配そうでしたが落ち着いて聞いていました。

夜になって母にも結果を伝えました。癌の性質と心配ないことを伝えました。母と夫と相談してやはり私の自宅近くの病院で手術することに。

次の日の朝、母から心配するLINEが来ていてやっと実感が湧いて来ました。

ここから1週間がとても辛かったです。

10年生存率が8割とか9割とか言われてるけどそれ以外の人は死んだの?とか転移は少ないっていうけど転移してたらどうなるの?とか。

頭痛と吐き気とめまいが強くなり食欲もなくなって衰弱していきました。家に引きこもりスーパーに行くだけでフラフラになるような体調でした。

急に泣き出したり、感情がセーブできませんでした。私がほとんどの人は大丈夫のほとんどからこぼれているのではないかと思ったら眠れなくなりました。

2017/6/9 告知①

2017/6/9

細胞診の検査結果を聞ける日。

診察室に入るといつもは先生1人ですが、後ろにバインダーを持った看護師さんが座っていました。

細胞診5つのクラスの説明の後にさきさんはクラスⅤで悪性の癌でした。この段階では経過観察は行わず手術という形になります。癌の種類は乳頭癌というものです。進行が遅く予後も良好で転移も少ない癌です。

最初はへ〜〜そうなんだあ〜〜とよく解ってなかったんですが先生と看護師さんの表情があまりに深刻で、私のことを心配してくれてると感じるほどだったので段々と自覚でてきて少し泣きました。

手術の日程を立てようとしたんですが、告知の衝撃で判断が付かず、手術は実家の方の病院かこちらでお願いするか迷っていると伝えると旦那さんやご両親とよく相談して来てくださいね。決まったら連絡いただければ予定を立てますからと言ってくれました。


診察室を出てもあまり実感が湧かず、どうしよう…とただ座っていました。

しばらくして先ほど同席していた看護師さんが来てお話いいですか?と。

看護師さんは癌相談室の看護師さんだったようで、癌患者からの様々な相談やメンタルのサポートを担当する方でした。だから告知から同席してたんだ〜と納得。

入院のことや全身麻酔のことなど質問をいくつかしましたがあんまり覚えていません。


2017/5/31 検査 , 2017/6/2 診察

2017/5/31

検査は前の総合病院でしましたがやり直します。エコーと血液検査だけして帰りました。


2017/6/2

診察の日。先生はまた優しい先生で安心しました。

だいたい診断は前の総合病院の一緒で、細胞診で確認したいと思います。と言われわかってはいたんですが緊張しました。

喉に針が刺さってる状況めっちゃグロテスク。見えないけど。

エコーで場所を確認しながら針を刺し、シリンジでシュコシュコ吸います。注入される予防接種とは全然違う痛み…

取り終わって終わった…と思ったらまさかのもう一本で(もうだめだ)という感じでした。

絆創膏貼ってもらってその日はシャワーなしでとのことでした。2、3日は飲み込むのに少しの痛みと違和感がありました。内臓少し取ってるんだもん全く痛いはずないよね。


2017/5/27 息苦しい

2017/5/27

首を絞められるような息苦しさで夜眠れない日々が続きました。

甲状腺の腫瘍のことは気になっていたので再びおたふく風邪の診断を受けた総合病院へ連絡し診察の予約を取りました。

しかし予約が1ヶ月後とのことで息苦しさに緊急性を感じていたのでもっと早くなりませんか?と聞いたところ内科でとりあえず危険かどうかみてもらえるとのことでした。土曜日でしたが具合も悪かったので内科の先生にまずみてもらうことに。

診察では確かに腫れているとのことでエコーと血液検査と胸部レントゲンと心肺機能?の検査を受けました。1時間ほど血液検査の結果を待って再び診察してもらうと今日いないはずの甲状腺の先生が居て結果を伝えてくれました。もしかしたら内科の先生が私があんまり息苦しくて窒息しそうと言うので(大げさ)お休みのところ駆けつけてくれたのかも知れないです。ほんと申し訳ない…とてもありがたかったです。

優しい男性の先生からエコーの結果が嚢胞ではない。良性腫瘍とも言えないので、甲状腺の外科的治療をしている別の総合病院できちんと診てもらってほしいと言われ紹介状と検査をデータ化してまとめた封筒をいただきました。

嚢胞なら注射でなかの水分を抜くことができるのをネットで調べていたので、それなら圧迫感を無くせたのに違うのか〜と残念に思いました。

癌だとしても進行がすごく遅いので焦らなくて大丈夫とも言われました。この大きさだと5〜10年ほどかかったのではと。

ただ息苦しさについては腫瘍の大きさから言って気道を圧迫するほどではないから原因は違うのでは?と言われました。ストレスとかでしょうか〜と言ったら一因ではあります。と言われました。結局原因はよくわかりません。もちろん緊急性なく、夜寝てる間に窒息しちゃうとかは無いから安心してねと言われました。


ちなみに1番最初に息苦しさを感じたのは20歳のとき。霊障がすごく起こるアパートに住んでいたのでまたあの女の幽霊私の首絞めてんな〜〜?!いい加減にしてよ〜〜!!と思ってました。(実際よく馬乗りになって首絞められてました)今思えばその頃もうすでに腫瘍はあったはずなので身体からのSOSだったのかも知れないです。学生でストレスの多い時期でした。

ちなみにその部屋には3年住みましたが最後までめちゃくちゃに脅かされました。慣れましたけど。

2016/8月 きっかけ

2016/8月

高熱が1週間続き耳下腺の腫れもあったので元々かかったことのある総合病院へ行くことに。

耳鼻科でおたふく風邪との診断をされましたが甲状腺の腫れも指摘され日を改めて内分泌科を受診してくださいと言われました。

血液検査では甲状腺のホルモンに異常はないから多分大丈夫だと思うけど…と言われ軽くみていました。検索しては見たものの単純性甲状腺腫(良性腫瘍)のページばかり目について癌の可能性を全く考えていなかった…

来月に結婚式と新婚旅行を控え、さらにおたふく風邪で1週間出勤停止になったため、ただでさえ忙しい職場なのに休みづらくてそのまま内分泌科の予約を取ることなく日常生活へ戻りました。


ちなみにおたふく風邪は子供の頃に予防接種あり罹患経験あり更に大人になっても罹りました…血液検査で先生から子供の頃になったみたいだけど数値が下がってるからまたなってしまったのかもとのことでした…

全身が激痛で高熱も全然治らないけど薬はないのでひたすらロキソニンを飲む。

いつかはちゃんと検査しなきゃな〜〜と思いつつ1年ほど働き、2017年4月いっぱいで退職しました。

はじめまして


はじめまして、さきと申します。

甲状腺乳頭癌の告知を受け手術する予定の25歳です。


一年ほど前におたふく風邪になった時に甲状腺の腫れを指摘され、詳しく検査した方がいいと言われました。

しかしその時の仕事がとても忙しく、近々結婚式や新婚旅行も行く予定でとても休みづらかったので詳しい検査はせずに一年ほど過ごしました。

2017年5月に退職をしてから強い息苦しさを感じ検査しに行ったところエコーと細胞診で甲状腺乳頭癌の診断を受け今に至ります。


癌の告知を受けたくさんの同じ病気の方々のブログを読みました。

入院について、術後の回復について、その後の再発の検査についてなどたくさん知ることができ段々とこれから経験することのイメージが掴めてきました。

私も入院中のことや傷跡や発覚した経緯など順に書いていこうと思います。

傷跡の画像も載せる予定なのでお気をつけください。


甲状腺乳頭癌と検索してたどり着いた方々の役に立てればと思います。よろしくお願いします。